ハイ。勇者王ガオガイガー。
シリーズ最後の作品にふさわしく勇者「王」です。
そしてまぁ、前作&前々作で落ち目となっていた人気を
一挙挽回・・を通り越して人気爆発?
子供向けシリーズのハズなんですが、
子供たち本人よりも中高生とかそれより大きな人(笑)
にウケたようです。
その理由は、なんとなく分かる気がします(笑)。
なんてゆーのかなぁ・・・・。
ノリがね。子供向けじゃないんだよね(笑)。
うまく言えないんだけど・・・。
「現代の子供」に向けたというよりは
「作ってる奴等が子供だった頃の子供」に
向けた感じなんですよ(笑)。
そういう意味で「子供向けじゃない」。
だから大人のアニメファンにウケたんでしょうね。

そんな訳で、ウチの学校のアニメ学科内でも
人気を誇るこの作品。
オレは世間がそこまで認めたほど面白いとは思いませんでした(爆死。
いや勿論、つまらなかった訳ではないし(むしろ面白かったし)
支持する人々の気持ちもなんとなく分かります。
でも、オレはこの作品を持ち上げる事は出来ない(苦笑)。

いやねー、アツイんですよ。この作品。
主題歌からしてアツイんですよ(笑)。
ドギモを抜かれましたよ初めて見た時は;。
イキナリ気合い入った男の声で
「ガガガッガガガッガオガイガー!!」ですから(笑)。
サビの一番盛り上がる所で
「ディバイディーーング・ドライバァーーーーッ!!」
って叫んでるし(笑)。
でも、当時は思いっきり引いたこの歌も(爆)
何度も聞くうちに抵抗がなくなって・・・つーか
オープニングアニメーションが素晴らしかったというのがありますが。
ともかく、今では好きになりました。
OPを友達に見せてもらっただけで
ちゃんと見てみようという気にさせられましたからね。
ここらへんのアツさは、オレの胸にも響いたんですよ。
第1話だって、人間たちが無駄に捨てていった電化製品の山が
一人の男の個人的な怨みと結びついて巨大敵ロボットとなり、
大量の扇風機をバーニアがわりに空を飛んだり
冷蔵庫を使って冷凍光線やら
レンジを使ってマイクロウエーブのビームやらで
ガイ(ガイガー)をさんざん苦しめます。
ガイたちが守ろうとしている人類の作った物が、
逆にガイに牙を剥く。
なんとも皮肉じゃありませんか;。
そして、普通の人間として暮らしてきた護が、
突然神秘的な力を発揮する。この少年は何者なのか?
第1話あたりはすごく良かったと思うんですよ。
このまま続けば文句ナシの傑作だったんですけどね(爆)。

なんかスタッフの熱さが空回りしてるんですよ。
あくまで個人的な感想なんですけどね;。
いや、あれは熱さというより暴走に近い気さえする(爆)。
だってガイがファイナルフュージョン(他のメカと合体)
する時だって、今まで一度も成功していない
ヘタをすればガイ自身が危ないという状態の中で、
組織の長官が何を言うかと思えば
「いや、ガイならきっとやり遂げられる。
何故なら彼は・・・勇者だからだ!!」ですよ?
それも1度や二度ではなく
随所でこういった内容の発言が出てきます。
「勇気」云々、「勇者だから」云々・・・
そういうセリフが説得力を持って「うん、そうだ!」って
こっちに思わせてくれれば良いんですが、
ハッキリ言って説得力も何もなく上滑りしている
=カッコ良くないんです(猛毒)。
この事例に代表される「上っツラ感」は
オレの中で 全編通して続きました。
だから他の人が「泣けた〜」と言ってる部分も
ちっとも哀しくなかったし。
ついて行けた人には問題ないんでしょうが
オレにはこのノリはついて行けませんでした(苦笑) 。

続いてオレの中で評価を落としている要因が
「過去シリーズの焼き直し」っぽい部分が多々ある所です。
「どこがやねん」と思う人もいるかも知れないけれど、
味方の兄弟ロボット「氷竜&炎竜」が合体するのは
エクスカイザーのブルー&グリーンレイカーの
「左右合体」だし、護と同じ種類の力を持つ別の星(滅亡済)の少年が
一匹狼のロボットと共に登場するあたりは
ダ・ガーンのヤンチャー王子&セブンチェンジャーだし
木星の未知なる巨大パワー「ザ・パワー」は
「伝説の力」みたいだし
ガイたちの組織のある高層ビルのデザインは
マイトガインの旋風寺コンツェルンのオフィスとカブるし
ロボットが「隊員」として人間と同じように扱われ、
成長するAI=心を持っていて
それ故に強さがある、というあたりは
ジェイデッカーっぽいし
隠密ロボットのボルフォッグはシャドウ丸だし。
気にし過ぎだと言われればそれまでなんでしょうが
オレは気になるんですね。

(続く)

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